プロペシアの処方についての注意事項
2017/07/31
プロペシアは成人男性に多く見られる髪の毛が薄くなった状態、いわゆる男性型脱毛症の改善が期待出来る治療薬です。
この治療薬はドラッグストアや薬局で普通に購入することはできないので、病院で処方してもらうか、個人輸入代行サービス業者から購入する必要があります。
また、プロペシアの処方にはいくつか注意事項があるので、紹介します。
プロペシアはED治療薬と同じ薬価基準未収載薬である
プロペシアはED治療薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスと同様に薬価基準未収載薬となり、健康保険の対象外となります。
そのため、もしもプロペシアの処方目的で病院やクリニックに行く方は保険証は不要です。
またプロペシアは未成年の方には処方することが出来ません。
基本的に病院では、しっかりと問診をした後に処方をしてくれますので、この辺りは安心が出来ると思います。
プロペシアを処方した際の使用効果
プロペシアは男性型脱毛症に特化した薬です。
そのため、女性の方、円形脱毛症、薬によって発生した脱毛には期待が出来ないので、注意が必要です。
また、飲んだ数日後に毛が生えてくるといった即効性は期待できないものなので、ある期間は服用し続ける必要があります。
人によっては3ヶ月程で効果が出る人もいますが、通常は6ヶ月以上の服用が必要となります。
そしてこのプロペシアによって効果が見られた場合でも、ここで服用を中止すると効果が無くなる可能性もあります。
服用中止時期については、専門医に診てもらう事をオススメします。
プロペシアの処方による制限事項
プロペシアを服用している場合、前立腺がんの検診を受ける予定のある人や、献血を希望する人はプロペシアを服用していることを必ず報告する必要があります。
前立腺がんの検診については、プロペシアの成分の中に前立腺がん検査で測定されるPSA値を低下させる成分が含まれており、正確な測定が出来なくなるためです。
献血については、妊婦や妊娠している可能性のある女性、綬乳中の女性の体内に、プロペシアの成分が含まれる血液が入ってしまうと、男性胎児の生殖器官の発育を妨げる可能性があるためです。
また、発症の確率は低いのですが、副作用として性欲減退、インポテンツも見られますので注意が必要です。
まとめ
プロペシアを使用すれば、男性型脱毛症が改善される可能性がありますが、幾つか注意点があることが理解してもらえればと思います。
これらのことを踏まえた上で、プロペシアを試してみたいと考えている方は、お近くの病院やクリニックに足を運んでみて下さい。
また、服用する事への抵抗や不安については、最寄りの病院で詳しく説明をしてくれますので、しっかりと確認して服用するようにしましょう。