プロペシアの副作用その1 -肝機能障害について-
2017/07/31
現在、多くの脱毛症治療薬が出ていますが、その多くは副作用があり、特に肝機能障害に陥ると言われています。
プロペシアは世界中で服用されている育毛薬ですが、同様の副作用があるのかどうか、説明していきます。
プロペシアと肝機能障害の関係
プロペシアには、他の治療薬と同様に、肝機能障害となるリスクがあります。
ただ、そもそもの話として、薬というのはたいてい、胃腸や肝臓に負担があるものなので、胃腸障害や肝機能障害という症状は、程度の差こそあれ、薬を飲む以上、つきまとってくるごく普通の症状と言うこともできます。
プロペシアの場合は、効果をあげるためにある程度長期間、服用を継続する薬となるため、その副作用である肝機能障害のリスクも、それだけ高いものとなります。
プロペシアを使用して肝機能障害となる確率
プロペシアを使用し、肝機能障害となる確率について、ある研究チームが実験結果を発表しています。
それによると、プロペシアの肝機能障害の発症率はとても低いようです。
検証データでは、プロペシア1mgを1年間に渡って使用した場合の副作用の発症率は5%、2年から3年使用した場合は6%の発症率となるようです。
ただしこの結果は、肝機能障害以外の副作用も合わせた数値となっています。
プロペシアには、他にも勃起不全や性欲衰退といった副作用があり、肝機能ではなくそれらの症状が発症する場合も含めた確率となります。
肝機能障害だけを考えてみると、とても少ない発症率であるといえます。
プロペシアを使用して肝機能障害になった事例
プロペシアを使用して肝機能障害になる確率はそれほど高くないことが分かりましたが、実際に肝機能障害となってしまうのは、どのような人なのでしょうか?
もともと肝機能が低下している人や、普段からお酒を良く飲む人は、肝臓が弱ったり、酷使しているので、発症しやすいと言えます。
冷静に優先順位を考えれば、肝臓>発毛になるでしょうから、このような人は、プロペシアを使用しないほうがベターでしょう。
肝機能障害になると、肝炎や肝硬変など命の危険を伴うことになり兼ねません。
そのため、プロペシアを使用する場合は、事前に肝機能検査をすることをお勧めします。
また定期的な検査を行うとさらに良いです。
まとめとして、プロペシアに限らず、どの薬にも肝機能障害となる危険は存在します。
ただし、肝機能障害という点で見た場合、プロペシアは他の薬と比べて発症率は高くありません。
あまり神経質になる必要はありませんが、プロペシアを使用する際は、事前に肝機能チェックや定期健診を行い、副作用を減らすように心掛けましょう。